新制度・技術動向情報

エアコンの省エネラベル表示が変わります(経済産業省)

投稿日時: 2022/09/01 統括管理者1

以下のご案内がありましたので、お知らせします。詳細は下部をご確認ください。

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2022年9月1日、小売事業者表示制度の具体的な表示事項等を定める告示※1の一部を改正し、公布しました。今後、エアコンの省エネラベルが新しくなり、より詳細な省エネ性能の比較ができるようになります。
1.背景
経済産業省では、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」に基づく小売事業者表示制度※2について、小売事業者表示制度に関する審議会※3で議論を行い、令和2年11月及び令和3年8月に多段階評価制度の評価方法や統一省エネラベルのデザイン等の改正を行いました。その際に、基準エネルギー消費効率(省エネ基準)の見直し中であったエアコンについては、審議会での審議結果を踏まえ、小売事業者表示制度の見直しをすることとしていました。

この度、令和4年5月にエアコンの新たな省エネ基準が策定※4されたことを踏まえ、小売事業者表示制度の見直し内容に関するパブリックコメントを行い、本日、家庭用エアコン(壁掛け形)の小売事業者表示制度の具体的な表示事項等を定める告示の一部を改正し、公布しました。
2.小売事業者表示制度の改正概要
(1)エアコンの統一省エネラベルのデザインの改正及びミニラベル等の新設
エアコンの統一省エネラベルについて、重複する内容を減らし、分かりやすく、シンプルにするとともに、多くの人が視認しやすいような配色のデザインに改正しました。また、エアコンの新基準(目標年度2027年度)において、仕様(一般地/寒冷地)による区分分けを設定したことに伴い、寒冷地仕様※5のラベルを新たに設定することとしました。(図1参照)

また、製品のサイズやネット取引等の限られたスペースでも、省エネ情報の提供機会を確保できるようにするためミニラベルを新設しました。(図2参照)
(2)エアコンの多段階評価制度の評価方法の改正
現在の「★による5段階の評価」から「1.0から5.0までの0.1きざみの評価」に改正しました。

また、現在は省エネ基準達成率に基づき★の数が決められていますが、改正後はエネルギー消費効率(エアコンの場合はAPF)に基づき算出した評価点に応じて1つ★から5つ★までの半星を含めた★の数が決められます。

〔HP〕https://www.meti.go.jp/press/2022/09/20220901002/20220901002.html