新制度・技術動向情報

告_産総研 研究成果情報12/1[産総研]

投稿日時: 2017/12/07 統括管理者1
以下の案内がありましたので、お知らせいたします。詳細は、下部のリンク先をご覧ください。
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11/27発表◆
青色LED材料を活かして、熱を電気に変換
−高性能な熱電材料のための新しい材料設計指針−
《ポイント》
・既存の実用熱電材料の2〜6倍に相当する、効率的な熱電変換出力因子を達成。
・青色発光ダイオード材料(窒化ガリウム)の高い電子移動度を活かした半導体二次元電子ガスを利用。
・熱電材料を高性能化するための新しい材料設計指針を与えることが期待される。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171127/pr20171127.html

11/24発表◆
電子波の位相変化は人工原子の内部構造を反映することを世界で初めて実証
−20年来の電子の散乱位相に関する問題に決着−
《ポイント》
・多くの電子を含む人工原子によって散乱された電子波の位相のずれが人工原子内部の電子軌道の形に
 依存した振る舞いを示すことを実証しました。
・独自に開発・改良した二経路干渉計を用いて精密かつ信頼性の高い位相測定を行うことによって
 検証実験を実現しました。
・高精度な位相測定による新たな物理現象の解明および電子波の位相制御を用いた量子ビットなどの
 量子情報デバイスなどへの応用が期待されます。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171124/pr20171124.html

11/22発表◆
熱電材料の「ゼーベック係数」の簡便な測定手法を開発
−測定時間を10分の1に短縮し、測定精度を5倍向上−
・熱電材料の性能を示す「ゼーベック係数」の新たな測定手法を開発
・熱物性値の測定が不要なため、従来の10分の1の測定時間、5倍の測定精度を実現
・熱電材料の生産効率や品質の向上、新たな熱電材料の探索などへの貢献を期待
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171122/pr20171122.html

11/17発表◆
体に有害な活性酸素を除去できる「タンパク質マイクロマシン」を開発
−タンパク質を部品として使い、高度な機能を備えた構造体を作る−
・活性酸素除去機能を備えたマイクロマシンを、タンパク質だけで作製
・活性酸素を分泌する細胞を捕捉し炎症性疾患悪化の原因となる活性酸素を除去
・天然素材でできた医療用デバイスを用いる、体にやさしい治療の実現へ期待
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171117/pr20171117.html

11/17発表◆
ハムシは共生細菌の酵素の助けで葉を消化
−ペクチン分解に特化した極小ゲノム共生細菌の発見−
《ポイント》
・アオカメノコハムシの共生細菌スタメラのゲノム配列を決定、解析
・植物細胞壁の主要成分であるペクチンの分解酵素の生産に特化し、宿主の成長に必須
・植物食における細胞壁破壊の重要性に洞察を与え、農業害虫防除の新規標的としても期待
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171117_2/pr20171117_2.html