以下の案内がありましたのでお知らせいたします。詳細は下部をご覧ください。
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~日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成30年10月分)~
◇カーテンウォールの省エネ効果(熱性能)の計算や、ガラス繊維強化ポリエチレン管システムなどのJISを制定・改正
【今回のJIS規格制定・改正内容】
今回は、6件の制定及び14件の改正を行いました。中でも、以下のJISの制定は特に重要です。
1 カーテンウォールの省エネ効果(熱性能)の計算に関するJIS制定
オフィスビルで多く用いられているカーテンウォール(構造上の荷重を支えない壁でガラスやパネルで構成されたもの)の省エネ効果は、従来、ガラスなどの面材の熱性能で評価していましたが、省エネ基準が強化される中、熱性能に大きな影響を及ぼすフレームを含む全部材を対象とした評価方法の必要性が高まっていました。
このため、フレームを対象に含め、少ない手間とコストで、より正確な評価が可能なJIS A 2105を制定しました。
これにより、建物の省エネ設計において定量的に熱性能の影響を把握することができるようになり、建物外壁の省エネ化促進に貢献することができます。
2 ガラス繊維強化ポリエチレン管システムに関するJIS制定
軟弱地盤向けに適し、農業用水管路や水力発電設備の水圧管路等に用いられるガラス繊維強化ポリエチレン管システムは、高密度ポリエチレン樹脂にガラス繊維を添加して製造される管路を用いたシステムです。
このような管路システムは、国内外で需要が年々増加していますが、従来、本分野に関する性能評価や安全性に関する規格が存在しなかったため、日本から東南アジア諸国等への製品の供給が困難な状況にありました。
本規格の制定により、日本製品の優れた性能を客観的に示す標準化が実現でき、今後、日本の国外市場の獲得が期待されます。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/press/2018/10/20181022002/20181022002.html