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告_日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成31年4月分)[経産省]

投稿日時: 2019/04/23 統括管理者1

以下の案内がありましたのでお知らせいたします。詳細は下部をご覧ください。

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   ~日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(2019年4月分)~

きらを用いた舗装用セラミックブロック、業務用ガスこんろ、標準物質の適正な使い方などのJISを制定・改正


 

【今回のJIS規格制定・改正内容】

今回は、5件の制定及び12件の改正を行いました。中でも、以下のJISの制定・改正は特に重要です。

(1)きらを用いた舗装用セラミックブロックに関するJIS制定

きらは、これまで、利用用途が少なく、そのほとんどが廃棄されていましたが、舗装用セラミックブロックの原材料として用いることによって、吸水性・保水性が良くなるため、ヒートアイランド現象などの都市の熱環境対策としての活用が期待できます。

一方で吸水性や保水性の性能や試験方法が定まっていないことから、粗悪品の流通のおそれがありました。今般、「新市場創造型標準化制度」を活用して、JISA5216として制定しました。 
この規格が普及することで、きらを用いた舗装用セラミックブロックの一層の普及及びきらの有効活用が期待されます。


(2)「業務用ガスこんろ」など8件のJIS制定及び改正

ガス機器の新技術の導入や新製品開発などに迅速に対応するため、「液化石油ガス器具等の技術上の基準等に関する省令」などの法令は、構造、材質などの詳細な基準を省令に定めた「仕様規定」から、達成すべき安全性能を規定した「性能規定」としたところです。

この性能規定化を適切に運用するためには、これら法令の運用及び解釈に示した例示基準として、JISを制定・改正することが重要です。今般、「業務用ガスこんろ」など8件のJISの制定・改正を行いました。 

(3)標準物質の適正な使い方に関するJIS改正

標準物質は、計測や分析における精度及び信頼性の向上に不可欠な重要な物質です。JISQ0033は、市場で使われるあらゆる標準物質を、測定・分析に使用する者が適正に使用し、得られた測定・分析結果を評価するための手引を提供する規格です。今般、標準物質の種類や活用の広がりを受け、あらゆる標準物質の使い方を示す規格に対応するため、JISQ0032(化学分析における校正及び認証標準物質の使い方)及びJISQ0033(認証標準物質の使い方)を、JISQ0033に統合改正しました。

これにより、標準物質全般の適正な使い方に関する共通の理解が高まり、計測・分析における精度及び信頼性が一層高まることが期待されます。


詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://www.meti.go.jp/press/2019/04/20190422004/20190422004.html