以下の案内がありましたのでお知らせいたします。詳細は下部をご覧ください。
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~日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成30年11月分)~
◇スマートフォン等に用いられるグラファイトシートの放熱性、通信機器のアクセシビリティなどのJISを制定・改正
【今回のJIS規格制定・改正内容】
今回は、21件の制定及び11件の改正を行いました。中でも、以下のJISの制定は特に重要です。
(1) スマートフォン等に用いられるグラファイトシートの放熱性に関するJIS制定
放熱性グラファイトシートはその高い熱拡散性を利用して、近年普及がめざましいスマートフォンやタブレット端末といった小型の電子機器の放熱材料として用いられています。しかしながら熱拡散率を簡便に求める方法がありませんでした。
このため、「新市場創造型標準化制度」を活用して、JIS R 7240(放熱用グラファイトシートの熱拡散率の求め方)を制定しました。本JISの制定により、放熱性グラファイトシートの熱特性の簡便で適正な性能評価が可能となり、高性能品の開発促進や国内への粗悪品の流入の防止が期待されます。
(2) 通信機器のアクセシビリティに関するJIS改正
インターネットが普及した社会において電気通信機器は不可欠のアイテムとなっており、JIS(日本工業規格)では、高齢者や障害者においても不便なく、携帯電話等の電気通信機器を利用できるようにするため、これまで高齢者や障害者等に配慮した設計指針を制定してまいりました。今般、通信機器の多機能化、小型化が進み、またスマートフォンのようなタッチパネルの操作がめざましく普及したことから、これら技術の進歩を踏まえてJIS X8341-4を改正しました。本JISの活用により、高齢者や障害者にもこれらの機器を容易に使用できるようになり、より一層の活用の場が広がるとともに、通信機器のさらなる需要拡大が期待されます。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/press/2018/11/20181120004/20181120004.html