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告_日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成31年3月分)[経産省]

投稿日時: 2019/03/20 統括管理者1

以下の案内がありましたのでお知らせいたします。詳細は下部をご覧ください。

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   ~日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成31年3月分)~

家庭用逆浸透膜浄水器、産業用リチウム二次電池の安全性要求事項などのJISを制定・改正

 


【今回のJIS規格制定・改正内容】

今回は、49件の制定及び120件の改正を行いました。中でも、以下のJISの制定・改正は特に重要です。

1.家庭で使用する逆浸透膜を用いた浄水器のJISを制定
海水を淡水化するために開発された逆浸透膜(RO膜)(※)は、現在では高度な浄水施設の主要設備として世界的に使われています。
これまでは主に産業用に使われてきた技術でしたが、近年、消費者のニーズを踏まえ、家庭用浄水器にも使用されるようになりました。この状況の変化を踏まえ、消費者が安心して製品を使用できるよう、品質や試験方法、維持管理などを定めた、JISS3242(家庭用逆浸透膜浄水器)を制定しました。
※逆浸透膜はReverse OsmosisMembraneと呼ばれます。その頭文字をとって、通常「RO膜」と呼ばれます。


2.土木・建築工事や自動車部品の鋳型製作に利用されるベントナイトなどの鉱物資源の性能評価測定方法のJISを制定
ベントナイトは、土木・建築において掘削した地盤の壁面を保護するための安定材や水の侵入を防ぐ止水材、自動車部品などを作る際の鋳型の粘結材など、多用途で利用されています。今回、ベントナイトの性能を評価するための代表的な手法であるメチレンブルー吸着量の測定方法に関するJISを制定しました。

3.電気・電子機器から発生する電源ノイズを抑制するための電磁両立性のJISを改正
省エネ性能に優れたインバータ搭載の電気・電子機器の導入が増える一方で、これら機器の普及にともない、基本周波数の整数倍の周波数をもつ電源ノイズ(高調波電流)の発生が問題になっています。
日本では、この高調波電流の限度値と試験条件を規定することで、家庭用コンセントなどの商用電源の品質を保護するJISを制定しています。今回は、対応する国際規格の改正を踏まえ、国内状況を考慮しながら、最新技術を取り入れてJISを改正しました。

4.産業用リチウム二次電池の安全性要求事項に係るJISを改正
産業用リチウム二次電池の安全性要求事項(JISC8715-2)を国際規格と内容を整合させる改正を行いました。


詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190320003/20190320003.html