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告_日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(2020年2月分)[経産省]

投稿日時: 2020/02/25 統括管理者1

以下の案内がありましたのでお知らせいたします。詳細は下部をご覧ください。

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   ~日本産業規格(JIS)を制定・改正しました(2020年2月分)~

   -ステンレス鋼の化学発色皮膜、多様化する太陽電池モジュールの評価、テレビジョン受信用同軸ケーブルなどのJISを制定・改正-

 


【今回のJIS規格制定・改正内容】

今回は、30件の制定及び71件の改正を行いました。中でも、以下のJISの制定・改正は特に重要です。

①ステンレス鋼の化学発色皮膜-品質及び試験方法に関するJIS制定

ステンレス鋼の表面は、化学処理で形成する皮膜によって発色できますが、近年、これに係る技術が向上し、多様な発色と色の均一性が実現できるようになりました。今般、この発色するステンレス鋼の用途の拡大や発色部分の品質向上等を目的とし、ステンレス鋼の化学発色皮膜を評価するJISを制定しました。


②多様化する太陽電池モジュールの評価に関するJISの整備について

太陽電池モジュールの評価に関する測定技術の向上や、材料の経年変化のメカニズムの解明が進んできたことを踏まえ、従来に比べ、よりきめ細やかに性能や安全性の評価をすることが可能となりました。これを踏まえ、多様化が進む太陽電池モジュールの適切な評価環境を整えるべく、これまでのJISを改正し、その体系を国際規格と整合しました。

 

③テレビジョン受信用同軸ケーブルに関するJISの改正

2018年12月から新4K8K衛星放送が開始されています。テレビを受信するためには、アンテナからテレビまで接続する同軸ケーブルが必要となりますが、従来の同軸ケーブルでは、無線LANや電子レンジの影響を受けてノイズが入り、鮮明な映像が映らなくなることもあるため、新4K8K衛星放送に十分に対応することが困難です。そこで、同軸ケーブルのJISの性能や特性を改正し、新4K8Kの衛星放送にも対応できる規定内容としました。
これにより、同軸ケーブルの生産、配線設計、配線工事などの単純・合理化、新4K8K衛星放送の普及への貢献が期待されます。


詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://www.meti.go.jp/press/2019/02/20200220001/20200220001.html