投稿日時: 2023/07/03
統括管理者1
以下のご案内がありましたのでお知らせします。詳細は下部をご確認ください。
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業況DI は、コスト増に消費意欲の一服が重なり悪化。先行きは、長期化する人手不足や物価高で慎重な見方(LOBO調査2023年6月結果)
日本商工会議所が30日に発表した6月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DIは、▲8.9(前月比▲2.7ポイント)。
サービス業では、飲食・宿泊業等で需要回復は継続する一方、深刻な人手不足に伴う受注機会の損失で、業況は悪化した。
また、小売業では、物価高により消費者の日用品等の買い控えが継続しており、スーパー等を中心に悪化した。
卸売業でも、梱包資材価格の高止まりに加え、小売業・サービス業からの引き合い減少で悪化した。
建設業・製造業では、設備投資需要が堅調に推移する一方、度重なるコスト増に価格転嫁が追いついておらず、横ばいに留まった。
原材料・エネルギー価格の高騰や人材確保に向けた賃上げ等のコスト増加が継続する中、コロナ禍からの挽回消費にも一服感が見られ、中小企業の業況は悪化に転じた。
先行き見通しDIは、▲10.2(今月比▲1.3ポイント)。
インバウンド・国内観光需要の回復や、企業の設備投資の増加等、経済活動のさらなる改善が期待される。
一方で、原材料・エネルギー価格の高騰によるコスト負担増や人手不足への対応等は長期化しており、経営の足かせとなっている。
また、価格転嫁実施後に受注・販売数量の減少が生じたとの声もあり、中小企業の経営課題は多様化し、慎重な見方が続いている。
なお、今月の付帯調査は、「設備投資の動向」について実施。
詳細は、LOBO調査ホームページ(https://cci-lobo.jcci.or.jp/)を参照。