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厚生労働省は24日、2022年「派遣労働者実態調査」の結果を取りまとめ、公表した。
調査は、5人以上の常用労働者を雇用する事業所約1万7000カ所と、そこで働く派遣労働者約1万1000 人を無作為抽出し、2022年 10 月1日現在の状況について実施したもの。
有効回答率は事業所調査で49.7%、派遣労働者調査で64.8%だった。
派遣労働者が就業している事業所は全体の12.3%で、規模別では1000人以上(83.9%)、300~999人(66.8%)、100~299人(47.8%)、30~99人(26.9%)、5~29人(8.4%)の順で多くなっている。
産業別では、製造が23.6%で最多。次いで、情報通信(23.1%)、金融、保険(21.0%)、卸売(19.7%)、学術研究、専門・技術サービス(19.4%)、電気・ガス・熱供給・水道(18.5%)の順で多くなっている。
派遣労働者を就業させる理由は、「欠員補充など必要な人員を迅速に確保できるため」が76.5%と最も高く、次いで「一時的・季節的な業務量の変動に対処するため」(37.2%)、「軽作業、補助的業務などを行うため」(30.9%)が3割を超えた。
就業している派遣労働者に対して、過去1年間(令和3年10 月~4年9月)に、教育訓練・能力開発を行った事業所の割合は 69.7%だった。
過去1年間に同一の組織単位での派遣就業期間が個人単位の期間制限(3年)に到達した派遣労働者がいた事業所の割合は24.6%。
個人単位の期間制限については、「今のままでよい」が29.0%で最も高く、「わからない」(25.6%)、「制限は不要」(20.9%)、「制限は必要だが、3年より延長すべき」(17.2%)の順で多くなっている。
派遣労働者を年齢階級別にみると、男性は「35~39歳」が最多で19.4%。
次いで、「30~34歳」(11.3%)、「45~49歳」(10.8%)、「25~29歳」「50~54歳」(いずれも10.2%)の順で多かった。
一方、女性は「50~54歳」が20.3%で最多。
次いで、「45~49歳」(19.9%)、「40~44歳」(16.6%)、「35~39歳」(9.6%)の順で多かった。
派遣労働者の生活をまかなう収入減については、男性は「自分自身の収入」が94.5%。
一方、女性は「自分自身の収入」が48.7%で「配偶者の収入」は45.4%だった。
賃金(基本給、税込みの時間給換算額)は、「1250円~1500円未満」が27.8%で最多。
次いで「1000~1250円」(27.1%)、「1500~1750円未満」(22.0%)、「2500~2750円未満」(6.4%)の順で多くなっている。
賃金への評価は、「満足している」(41.1%)、「満足していない」(38.0%)、「どちらとも言えない」(19.6%)の順で多い結果となった。
詳細は、https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/haken/22/index.htmlを参照。
中小企業関連情報https://www.jcci.or.jp/sme/
雇用・労働https://www.jcci.or.jp/sme/labor/
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